在庫削減・不動在庫の追放 4つの実践手法
2004年10月22日、SMBCコンサルティング株式会社共催、「SMBCビジネスセミナー」において、弊社中平将仁が講演。
不動在庫・過剰在庫は、いくら良いシステムを入れても、会社全体の問題となる業務を見直さない限り劇的に減ることはありません。メーカーにおける問題点のほとんどは、在庫に現れます。設計の問題に起因する在庫、営業の問題に起因する在庫、製造現場の問題に起因する在庫など、多くの問題点が出てきます。この問題点に次々メスを入れていくことにより、不動在庫・過剰在庫発生のリスクは下がっていくはずです。
セミナーでは、この仕組みの構築に必要な4つの手法を紹介します。
[1] 「新ABC分析」による現在の在庫状況・ヘドロ堆積状況の把握
[2] 「問題構造分析」によるヘドロ堆積理由・在庫増加要因の把握
[3] 「在庫回復ステップ生産」による着実な在庫削減の推進
[4] 「在庫削減KPI・スコアカード」による総合的な改善の推進
【実施要綱】
日時 | 2004年10月22日(金) 10:00〜16:45 |
会場 | SMBCコンサルティング セミナー会場 |
主催 | SMBCコンサルティング株式会社 |
プログラム | 詳細はこちら(SMBCコンサルティング株式会社のウェブサイトへ) |
お申し込み | お申し込みはこちら(SMBCコンサルティング株式会社のウェブサイトへ) |
【セミナープログラム】(敬称略)
- 1. 今こそヘドロ在庫に焦点を当てよう
- 1) 完成品メーカーと部品・素材メーカー在庫管理の違い
2) ヘドロ在庫とは?
[1] あらゆる悪影響を及ぼす「ヘドロ在庫」
[2] なぜヘドロ在庫は悪いのか?
[3] 在庫はたくさんあるのに、なぜか欠品多発! ― 気がつけば在庫がヘドロ化
3) 在庫削減活動の現状
[1] なかなか進まない在庫削減
[2] 改革推進時における業務側・システム側の対立
4) 生産管理担当者の悩み やみくもに在庫を減らしても解決しない
5) これからの在庫管理と在庫削減のポイント
[1] 在庫管理区分・区分内容の再検討
[2] A・B・Cの3区分管理で良いのか? ― 管理区分の追加
[3] 数量のみの管理で良いのか? ― 管理項目の追加
[4] 少量流動品中心の管理へ ― 受注安定製品はシステムで管理を行おう
[5] その他ヘドロ在庫削減のポイント
6) 生産管理部門の役割 「流れが悪い」製品は、問題を抱えている
7) ヘドロ在庫とVMIに対する対応
[1] VMIとは?
[2] VMIに対する対応方針 - 2. 在庫削減に必要な手法
- 1) 新ABC分析
[1] 従来のABC分析の問題点
[2] 新ABC分析の手順
2) 問題構造分析
[1] 問題構造分析とは?
[2] 問題構造分析の手順
3) 在庫回復ステップ生産
[1] 在庫回復ステップ生産とは?
[2] 在庫回復ステップ生産の導入
[3] 在庫回復ステップ生産の運用
4) 在庫削減KPIの設定・在庫削減スコアカード
[1] 在庫削減KPI
[2] 在庫削減スコアカード - 3. 在庫削減実施の流れ
- 1) 在庫削減プロジェクトを開始する前に
2) 在庫削減・ヘドロ在庫追放の進め方
[1] 改革のプロジェクトチームの発足
[2] プロジェクト計画の検討
[3] 在庫状況の把握1 ― 新ABC分析基準の検討
[4] 在庫状況の把握2 ― 新ABC分析実施
[5] 問題点の抽出と解決策の検討
[6] プロジェクトの実行内容
[7] プロジェクト進行上の留意点
[8] プロジェクトの解散 - 4. 在庫問題解決への取組み ケーススタディ
- 4.在庫問題解決への取組み ケーススタディ
1) A社の概況とプロジェクトの経緯
2) ハイスポット・レビューによる在庫問題の全体像
[1] インタビューと資料収集、問題カードへの整理
[2] 在庫問題は原因ではなく結果である
[3] 在庫問題とともに品質管理に取り組む
3) Step1:在庫を正しく把握する
[1] 在庫管理は組織的・科学的に取り組む
[2] 在庫が合わない組織的な問題
[3] 在庫管理の責任者は誰だ
[4] 在庫把握の原則を貫く
4) Step2:在庫削減活動の推進
[1] 在庫の総量管理
[2] 在庫の品目別管理
5) 在庫管理プロジェクト活動のその後