ERP&SCMカンファレンス2011
〜製造業のさらなる成長に向けて〜
【東洋ビジネスエンジニアリング株式会社からのご挨拶】
先の震災後、日本企業を取り巻く状況は一変しました。既に綻びを見せていた20世紀型のモデルが崩壊し、社会・産業構造の問題点が一挙に噴出する一方、早くも再生に向けて歩み始めた日本の製造業が世界を驚かせているのも事実です。再び世界に誇れるものづくりへ、どのように再生していけばいいのでしょうか。
ERP&SCMカンファレンス2011では、デジタル家電やAV機器で世界屈指のブランド力を誇るソニーの元CEO、出井伸之氏をお招きし、今多くの企業が進もうとしている再生への道、今後の日本の選択肢についてお話しいただきます。
また、ITによって生産基盤の強化・管理の高度化に挑戦する日清オイリオグループや全社横断型の原価管理で経営の可視化を実現したTHKなど、ユーザー企業の取り組みもご紹介します。
【セミナープログラム】
10:00〜 |
受付 |
10:30〜10:40 |
開幕挨拶
東洋ビジネスエンジニアリング株式会社 取締役社長 石田 壽典 氏
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10:40〜11:40 |
基調講演【K1】 『岐路に立つ日本の製造業、大転換で新たな創造へ(仮)』
震災によって寸断されたサプライチェーンも予想を超えるスピードで回復しています。製造業の現場力に支えられた回復力は世界を驚かせていますし、秩序と助け合いは世界から称賛を受けています。日本は中長期の国家ビジョンが欠如し、企業立地として魅力を失いつつありますが、新興国、中東、およびアフリカなど、ますます多極化する世界の中で、日本の製造業は新しい立ち位置を求め、ユニークで魅力的な商品やサービスを生み出すことで新たな成長へと歩み出せるはずです。
クオンタムリープ株式会社 代表取締役 ソニー株式会社 アドバイザリーボード議長 出井 伸之 氏
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11:40〜12:00 |
休憩 |
12:00〜12:50 |
ランチセッション【L1】 『大競争時代を勝ち抜く経営基盤システムのあるべき姿 〜企業情報の集約化と分析を実現するSuperStream-NX & MCFrame XA〜』
近年の世界的な経済環境の変化や、グローバル進出、IFRSへの対応など、日本の製造業を取り巻くビジネス状況は目まぐるしく変化しており、多くの企業では、正確で迅速な経営判断を行うために企業情報の集約化や経営状況の可視化を重要視する必要性が急速に高まっています。それには、財務会計・人事情報、生産や販売、在庫情報など、企業のあらゆる場所に散在した情報集約化が不可欠であるとともに、正確で迅速な経営判断を行うために、それらの情報を統合してリアルタイムに可視化することが必要不可欠です。本セッションでは、MCFameXAと最も親和性の高い会計システムである「SuperStream-NX」や、企業の経営情報の可視化/分析を強力に支援する新製品「NX グループ経営管理」について、デモンストレーションを交えてご紹介します。
エス・エス・ジェイ株式会社 マーケティング部 部長 山田 誠 氏
ランチセッション【L2】 『グローバル化進展に伴う国際物流ニーズの拡大 〜物流サービス事例と、G-TRIXのご紹介〜』
東日本大震災とそれに続く急速な円高の進行に合わせて、日本企業の間で拠点を海外に新設、移設する動きがこれまで以上に活発化しています。こうした企業のグローバル展開において縁の下で事業の屋台骨を支えているのが「物流」です。企業における様々な機能が海外移転し、その規模が拡大するにつれ、日本企業が「物流」、とりわけ「国際物流」に求める要件は大きく変わってきました。昨今の国際物流の状況について物流事業者が提供している物流サービスの視点から事例をベースに解説いたします。また、国際物流の拡大に伴って増大する輸出入業務を、「荷主企業の業務省力化」という目線から支援するシステム「G-TRIX」の概要をご紹介します。
鈴与システムテクノロジー株式会社 常務取締役 企画開発部長 植松 謙治 氏
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12:50〜13:15 |
休憩 |
13:15〜14:05 |
セッション【A1】 『製造業向けSCMシステムの現在と未来 〜MCFrameの目指す方向性について〜』
現在の日本の製造業の状況の置かれている状況を踏まえ、現在SCMシステムに求められていること、今後重要になると思われる領域・要素技術について、MCFrameの目指す方向性を例として説明していきます。
東洋ビジネスエンジニアリング株式会社 取締役 プロダクト事業本部長 羽田 雅一 氏
セッション【B1】 『グローバル化が進む中、成長をかけた製造業の取り組みについて』
日本のモノづくりがおかれる環境は、急速に変化しています。海外工場は、今までの「ローコスト生産工場」という位置づけから、「地産地消の重要拠点」に変わりつつあります。それに伴い、現地設計の必要性が高まり、そのための仕組み作りが求められるようになってきました。工場の立ち上げについても、いろいろな問題を抱えており、一筋縄ではいかない状況にあります。 こうした時代背景における、製造業の取り組みについて、親会社である神戸製鋼所の事例を交えて説明いたします。
コベルコシステム株式会社 ビジネスソリューション営業本部 設計エンジニアリング営業部 (講演者調整中)
セッション【C1】 『グローバル競争時代のコストマネジメント』
世界市場で勝てる機能・価格の設定とその実現力。その力を付けるためには、製品毎の実力値(実際原価)の正しい把握と、それに基づく原価企画(収益計画→目標原価の設定と達成シナリオ)が必要です。さらに、目標通りにできているのか評価する大きなPDCAサイクルを廻し、コストマネジメント力の一段のレベルアップを図る必要があります。本セッションでは、そのようなPDCAサイクルの実現を支援する、原価企画パッケージCostProducerと、原価管理システムとの連携によるソリューションを、事例を交えてご紹介します。
株式会社日立ソリューションズ 産業サービスソリューション本部 第1部 担当部長 板東 司 氏
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14:05〜14:15 |
休憩 |
14:15〜15:05 |
セッション【A2】 『環境変化を生き抜き、持続的に利益を生み出すためのソリューション! 〜経営情報基盤を活用するために必要とされるモデル・戦略・マネジメントとは〜』
日本の製造業は国内外で激しい価格競争に晒され、経営者には日々迅速な経営判断が求められています。ERP&SCMが経営情報基盤として本来の目的である"マネジメント"領域で十二分に効果を発揮するためには、「ビジネスモデル」、「戦略」、「コストマネジメント」が三位一体となった経営管理モデルを策定し、経営情報基盤を運用/活用する必要があります。日本の製造業がグローバル時代の多様な環境変化を生き抜き、持続的に利益を生み出すために必要なマネジメント手法について説明します。
東洋ビジネスエンジニアリング株式会社 関西支店 ソリューション部 シニアコンサルタント 小磯 芳雄 氏
セッション【B2】 『導入事例【速報】!! 経営に寄与する基幹システム構築に向けて! 〜みなさんの会社の情報システム部は会社にどんな貢献をしていますか?〜(仮)』
ワールドワイドでNo.1シェアの製品を供給する、バドミントン、テニス、ゴルフ等のスポーツメーカーである某社情報システム部長が、「会社に貢献できるシステム、情報システム部とは?」と自問自答しながら構築した基幹システムをご紹介します。「適地、適産、適売」「リードタイムの短縮化」「お客様へのスピーディーなサービスの向上」を達成するためにスタートした「IT改革プロジェクト」において、基幹システムに蓄積された情報を有効に活用して、Step1:売れ筋製品をタイムリーに10%増産できる仕組み、Step2:死に筋製品になる前に10%減産できる仕組みを実現し、最終的には「お客様に感動をあたえる仕組み」を構築することをゴールとして構想立案し実行中のプロジェクトをご紹介します。
某スポーツメーカー 情報システム部 部長
株式会社インテック I-MCF事業推進部 (講演者調整中)
セッション【C2】 『MCFrameによるグローバル導入成功事例紹介 (1)Power Startによる製造業グローバル短期導入成功事例紹介 (2)中国おけるクラウド型生産管理システムのご紹介』
(1)市場変化・業務改革への柔軟な対応を可能にするために、当社が得意とする早期導入手法「Power Start」を駆使し、国内の生産管理と原価管理を6ヶ月という短期で導入し、直ちに、中国工場を僅か3ヶ月で導入した成功事例を紹介します。
(2)「業務の標準化」「日本と中国トータルでの在庫の適正化」「リードタイムの短縮」「需要に合わせた最適拠点での生産」など、中国で勝ち抜くための業務システムの改革を中国国内のデータセンターを使用したクラウドで構築する事例、およびビジネス環境を支える安心のICTインフラをご紹介します。
三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社 製造システム部 課長 菊池 雄希 氏
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15:05〜15:15 |
休憩 |
15:15〜16:05 |
セッション【A3】 『新たなBOM誕生"Basis of Monozukuri"! visual BOMのご紹介』
ビジネスのグローバル化に伴う製品バリエーションの多様化は、BOMの活用シーンをより上流工程に求めています。原価企画や標準化推進、モジュラーデザインなど、設計資産や実績情報をベースとした合理的かつ機動的なモノづくりを実践するには、構想設計段階からの連続的なBOM運用が必須となります。ただ、その取組みを支援するBOMシステムには仕掛けが必要です。本セッションでは、エレキCAD、メカCAD、3D高圧縮技術(XVL)、更にはMCFrameとの連携により、従来のPLMとは一線を画した新 たなBOM = "Basis of Monozukuri"ソリューションをご紹介します。
株式会社図研 プリサイト事業部 プリサイト営業部 プリサイト営業課 課長 尾関 将 氏
セッション【B3】 『ERPユーザにおけるBPM適用のアプローチと事例』
ビジネスプロセス改革への関心の高まりから、ERPを活用したプロセス改革に取り組まれている企業が増えています。その中で、更に広い範囲でのプロセス改革には、どのようなアプローチが有効なのでしょうか? 当セッションでは、ERPユーザにおけるBPM適用のアプローチのパターンと効果を国内外の事例を含めてご紹介いたします。
日本アイ・ビー・エム株式会社 ソフトウェア事業 WebSphere事業部 BPMエバンジェリスト 吉田 洋一 氏
セッション【C3】 『"3つの見える化"で実現する勝ち残る経営管理手法とは? 〜実践的KPIマネジメントで勝ち残る!製造業の経営改革手法〜』
震災後の製造業は、国内においては更なるコスト競争力強化が必須であり、一方アジアを中心に海外生産へのシフトが加速しています。弊社は「戦略・方針の見える化」「マネジメントの見える化」「現場の見える化」の3つの見える化手法で多くの製造業の業績向上と組織活性化を実現してまいりました。本セッションでは、実践的KPIマネジメントの適用を、事例を交えて説明します。
株式会社アットストリーム 代表取締役 平山 賢二
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16:05〜16:15 |
休憩 |
16:15〜17:05 |
事例講演【U1】 『MCFrameの導入による生産基盤の強化と管理の高度化』
日清オイリオグループは、国内シェアトップを誇る食用油の製造・販売を主たる業務としている食品メーカーです。「おいしさ・健康・美」の追求を事業展開のコアコンセプトとして、食品をはじめ生活に関わる様々な分野において「植物のチカラ」の可能性を広げ、油脂・油糧事業、加工油脂事業、ヘルシーフーズ事業、ファインケミカル事業等を展開しています。2008年6月から2011年3月の期間で、国内製油生産拠点を「ひとつの工場」と見立てた強靭な生産管理体制の確立を目指し、生産の基盤強化と管理高度化のための新たな情報システムとしてMCFrameを導入しました。本セッションでは、今回のシステム導入の主なポイントをご紹介致します。
日清オイリオグループ株式会社 生産統括部 戦略・企画T 主管 山田 淳一郎 氏
事例講演【U2】 『全社6拠点横断型の原価管理で経営情報を可視化、コストセンターからプロフィットセンター化による業務改革事例』
THK株式会社は、今後のアジアメーカー等との競争激化に備え、収益と利益の向上に向けた経営基盤の強化に努めており、全社6拠点の収益とコスト責任の明確化を目標とする原価管理システムの導入を決めました。本セッションでは、当社が抱えていた課題やその導入効果、さらには現在進めている中国をはじめとする海外拠点の導入について、プロジェクトの全貌を交えて詳しくご紹介いたします。
THK株式会社 生産技術統括部 加工開発部 技術支援課 課長 吉永 昭生 氏
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※講演内容、登壇者が変更になる場合がございます。予めご了承ください。
【開催要綱】
※本セミナーは同業他社企業のご参加をお断りする場合がございます。あらかじめご了承お願い申し上げます。
タイトル |
ERP&SCMカンファレンス2011 〜製造業のさらなる成長に向けて〜 |
日時 |
2011年11月18日(金) 10:30〜17:20 (受付 10:00〜) |
会場 |
青山ダイヤモンドホール
東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道駅」B5出口直結 [地図] |
対象 |
ERP&SCMに関心を持つ製造業の皆様 ・経営者、各事業部責任者、経営企画部門責任者・担当者 ・情報システム部門責任者・担当者 ・生産、販売、物流などの部門責任者・担当者 |
定員 |
500名 |
参加費 |
無料 |
主催 |
東洋ビジネスエンジニアリング株式会社 |
協賛 |
株式会社アットストリーム 株式会社インテック エス・エス・ジェイ株式会社 コベルコシステム株式会社 株式会社図研 鈴与システムテクノロジー株式会社 日本アイ・ビー・エム株式会社 株式会社日立ソリューションズ 三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社 (50音順) |
企画協力 |
アイティメディア株式会社 ITmedia エンタープライズ編集部 |
お申し込み方法 |
詳しくは、 "アイティメディア株式会社のセミナーページ"をご覧下さい。 |